借地利用で「後悔」する人が、知らないこととは…

あなたの借地、今後どのように利用していくか
しっかりした計画を立てていますか?

もし先のことを考え、今後のライフプランのために
借地の利用を考えているのであれば

借地について、少しずつでも知識をつけ
準備をすすめることをおすすめします

何も知らず、何も準備することなく時間が経ち

急に目の前に、問題が現れとき
あなたは、適切に対処できますか。

また、問題を回避できるでしょうか。

借地、底地の問題は権利関係が複雑なため
一度問題が発生すると

対処が難しくなってしまうこと少なくありません

「あの時、やっておけば・・・」

「あの時、勝手にあんなことしなれば・・・」

と後悔しないためにも

少しずつでも「借地」について知識を
つけておくことは必要だと思います

借地の扱い方で「後悔」しないために
知っておいたほうが良いこととは・・・

高齢になった親から借地を相続したが、
こども達は既に持ち家があり、
古家付き借地の使い道がない

何か良い使い道がないかと
悩まれる借地人さんは
少なくありません

この場合、

借地人さんの中には、

そのまま放置していても、地主さんへ
地代だけ支払っているのは
もったないからと

借地上の家の賃貸をはじめる
ことがあります

借地権を相続し、古家をそのまま
利用することは特に問題ないのですが

「人に貸すならこのままではまずい・・・」
といって

地主さんに”無断″で建物を建替えたり
大規模なリフォームをしてはいけません

借地上の建物建替えや大規模な
リフォームは地主さんからの
承諾が必要な行為にあたります

これらを地主さんに無断で行うと
借地契約を解除されて
しまう恐れがあります

また、地代の足しにするために、
古くなった建物を取り壊し

更地にして駐車場にする・・・
という考えもいけません

借地借家法では建物の所有をするために
借地権を保護しています

建物がなくなれば、もちろん借地借家法の
保護はなくなります

そうなると地主から明け渡しを
求められても対抗できません

利用しない、利用する予定もない土地の
地代を払い続ける気持ちはわかるのですが

借地のご利用方法は、慎重に検討してください・・・

また、もし地主から建替えの「許可」を
もらえたからといっても

それで安心することはできません

安心できない理由は、以下でお伝えしています。

◆地主が「ローン手続き」に承諾してくれない・・・

あなたは、地主との関係は良好ですか?

例えば、あなたが借地の建物の建替えを目的で、なんとか
地主を説得、または借地非訟などを利用して
地主から建替えの承諾を得たとしても

「ふう、、、これで安心して、建物を建替えられる」

とそこで安心はできません

もし地主との関係が良好でない場合、
地主からの抵抗が続くかもしれません・・・

建物の建替えをする際、金融機関から借入をするために
借地上の建物を担保にしてローンを組むためには

地主からローンの承諾をもらう必要があります

そこで、地主との関係が良好で無い場合は
建替えの承諾はしても

「ローンの承諾はしない」

と地主からローンの承諾を拒否される
可能性も出てくるのです

そのうえローン承諾をもらうために
承諾料を払うこともあります

また、旧法の借地権で土地を貸している地主さんは
普段から、貸している土地に対して不満を
もっていることは少なくないため

日頃の地主との関係についても、気をつけて
おかないと、いざという時に、ものごとが
スムーズに進まなくなる原因に
なりかねません。

このように、借地にはトラブルが起こる
可能性が潜んでいることがるのですが

借地人さんのほとんどがしっかりとした
知識を持っていません

その原因の一つは、親から借地を相続する際
借地に対して予備知識もないまま
引き継いだケースが多いという
ことがあるためです。

最後に

普段何事もなく生活している中で「借地」
のことが、意識に上がることは
なかなかありません。

しかし、借地を今後どのように利用するか
ということを考えるには、

事前の準備が必要となり、借地に
関しての知識が欠かすことは
できません。

そのため、はじめにも少しふれましたが

まずは、自分の利用している土地について
詳しく調べてみることも、今後の目的に対して
どう準備を進めたら良いかという
手がかりになるでしょう。

このようにして少しでも借地に関して
知識をつけることをしていけば、

後々借地の売却や相続を行うときに
スムーズにことを進められるようになります。

借地に対して必要な知識をつけることは
きっとあなたの今後の計画に役に立つはずです。

また、借地に関して、地主と揉めるなど
難しい問題に直面したときは

決して自分でなんとかできると思わずに
専門家に相談することをおすすめします