借地を買取り、所有権化するために

借地は、安い地代のため

「これからもずっとこのまま駆り続けたい」

とお考えの方は少なく
ありませんが

そんな中でも、祖父や親の代から
借地を利用し続け

土地に対しての愛着を持ち

「これからもずっとここで
暮らしていきたい」

という気持ちのある方もいます

その場合、土地を地主に返還せず
借地権を買取り「所有権化」する
必要があります

■借地を買取るメリット

借地人が借地を買取って所有権化する
メリットとしてはまず

ずっとそこに住めるようになり
土地を自分の思ったように
自由に使用できるように
なります

本来であれば、地主の承諾や
承諾料が必要な

建物の建替えや増築も
自由です

さらに、これまで支払ってきた
毎月の地代や

契約更新時に請求されていた
更新料も支払う必要が
なくなります

また、借地権だった土地を
所有権化することで

土地の資産価値は100%
となるため

第三者にも売却しやすく評価通りの
価格を提示することもできます

そして、借地売却の際、地主から
承諾を得る必要も無くなるので

売却も自由です

このように、借地を買取ることで
借地人が得られるメリットは

思っている以上に多いかもしれません

■借地を買取れるかどうかは地主しだい…

を買取って所有権化したい
と思っても

必ずしも地主が土地を手放したいと
思っているとは限りません

もし地主に土地を売る意思がなければ
あなたは、借地を買取ることが
できないのです

借地を売ってもらいたい
借地人の意思と

土地を買い取ってもらいたい
地主の意思が

タイミングよく一致するということは
ほとんどないので

地主から

「土地を買取ってほしい」

というお話が来たときは
すぐに断らずに

今後のことを考えて、冷静に
判断するようにしましょう

数十年前に地主から「土地を買取ってほしい」
という話があり、当時は断ってしまいました

しかし、現在、子のために土地を買取り
資産として残してあげたいと思い

「借地を売ってほしい」と
地主に話に行ったが

逆に「土地を売る気はない」と
断られてしまった

という事は、よくあります

地主が土地を「売らなければいけない」
事情がいつまでも続いている
ことはありません

さらに、地主が代替わりしてしまえば
地主の意思もガラッと
変わってしまいます

もし、地主から

「土地を買い取ってほしい」

と話を持ちかけられたときは

落ち着いて、今後の土地の利用について
しっかり家族と話合い

検討したうえで地主に返事を
することをおすすめします

■借地の買取価格は双方が納得できる金額で

底地は、借地と同じように目安となる
金額の算出方法があり

路線価、公示価格、取引相場など
基準もいろいろとありますが

実は…

結局のところ話合いを重ねたうえで
お互いが納得のいく金額で合意する
ことが必要になります

例えば、評価上の底地権割合で
算出された価格に地主が納得
できない場合

「この価格なら売らないけど
もっと高くなら売ってもいい」

という交渉になることも
少なくありません

■資金計画の重要性

借地の買取りに関して地主と
交渉がうまくいっても

資金計画のめどがたたないことで
土地の購入ができないことも
あります

借地買取の資金としては
手持ち資金

または金融機関からの融資が
考えられますが

融資を利用する際は、どのような
ローンになるのか確認が
必要です

すでに借地権付きの建物を所有
している借地人であれば

「底地の買取資金」として
住宅ローンを利用する
ことが一般的です

しかし、それぞれの状況しだいで
住宅ローンの利用可否が
異なる為

実際に金融機関に問い合わせて
みる必要があります

先に金融機関に相談してから
地主に底地の買取について
交渉するのもいいでしょう

■今は、借地を買取る必要性を感じていなくても

土地を借りて住んでいる状態を
継続したいのであれば

もし「土地を買い取ってほしい」と
地主からお話があれば、

借地の買取を検討することを
おすすめします

土地という資産を手に入れることが
できれば、

最後は土地を自由に使用しても
自由に売却しても

全てはあなたの自由です

そして、最後になりますが

借地買取を失敗しないように
地主との交渉、資金計画などは

専門家に相談しながら
すすめるといいでしょう